面白かったしめ〜〜〜〜〜ちゃくちゃ気に入ったが何か新しいものが見られるか?っていうとそうでもないかな…?という印象だった。 話題になってるセクハラ描写はひとつひとつの要素はどれも一発どアウトではないけど……という感じで、そのひとつひとつがちょっとずつやりすぎで積み重なってめちゃくちゃキモくなってたのでそりゃこれは人によってイヤ度が全然違うしめちゃくちゃ言われるわいなと思いました!
たぶんテレビシリーズ空白地帯がちょうど幼少期なんだけど色んなビデオをず〜っと見て育った記憶がある。主題歌集みたいなのもあったよね。80の主題歌が好き。家にいっぱいソフビ人形があったし指人形もあった。母はよくウルトラQの話をしていた(怖くて印象深かったらしい) オタク物心がついてからちゃんと見てるのはベリアル銀河帝国(超好きですごい見たしBDも買った)くらいで、ウルトラシリーズと自分は「まあまあ知ってるけど専門じゃない」みたいな付き合いだと思う。シーボーズだけちょっと専門で、今もテレビ台に30cmくらいの蓄光のシーボーズと指人形のシーボーズがいるよ。かわいいね。あとSFCのヒーロー戦記も専門です(数に入るか?) そんな感じの付き合いで、樋口氏も苦手なので時勢も鑑みると映画館には行かないどこうかなと思ったんだけどリピアのCVと(これマジ伏せないで言っておいてほしかった)TLを乱舞する「渚カヲル」にどういうことなの????となり予定をひっくり返して見に行ったのでした。 結果、渚カヲルでした。なんで? 映画自体はまあ普通…と思うんだけどウルトラマンと渚カヲルに思い入れがあればあるほどグッとくる映画だったんじゃないか?渚カヲル何? なんかもうすごく渚カヲルそういうことか〜〜〜〜〜!!!!!!!がすごくて胸がいっぱいになっちゃった。ウルトラマンだったんだな…カヲルくんに限らずあれもこれも…となりそういう点では必見だったし良いものを見せてもらった。男綾波好きにもオススメですね。
あとめちゃくちゃ気に入ったのがウルトラ縦回転で、もうそこでグッ!!!!と引き込まれて夢中になっちゃった。縦回転で帰宅したし今も朝から晩まで縦回転してる。この映画で一番好きなのはウルトラ縦回転。 メフィラス星人も良かったですね!直前にザラブ星人のあまりにも雑すぎるやり方を見せられているだけにあれだけ丁寧に、文化に寄り添われると好きになっちゃうよな。ザラブ星人ペラッペラなんだよな。わたしのTLの一部では山本耕史ポイント制が採用されており(何?)、山本耕史ポイントがかなりたまると聞いてそれも見に行く一端となったんですがすごいたまりました。山本耕史ポイントが。本当にあんなのそりゃ好きになっちゃうし、侵略ってこうやってやるんだなと思いましたよ。今も計画続行中なのではないのかこれ。 なんかちいさくてかわいいやつ(人間)へのマンとメフィラスの関わり方の違い、良かった。 クソデカゼットンも良かった。なんかシューティングゲーム始まってて面白かった。 神永マンと山本メフィラス、体の使い方が微妙に人間ぽくないというか不自然で良いな〜と思った。
なんだかな〜と思うのが神永マンと禍特対、神永マンと浅見の関係性の描写で、あれだと「仲間と言われたから仲間」「バディと言われたからバディ」でしかないじゃんというのがなかなか引っかかっている。「なぜそんなに人間を好きになったのか?」はじゅうぶんだと思うんだけど「なぜ禍特対を仲間と思うのか?浅見はバディなのか?」は全然足りてないと思う。人間はでっかいカテゴリだけど禍特対と浅見は個人だから…。わたしはいつか神永マンが浅見や仲間にコーヒーを入れるんだと思って期待してたんだ。 話題の「セクハラ的描写」もこんなんやる尺あるならバディ・仲間との絆形成をもうちょっとやってくれよ〜という思いでいっぱい。 ケツ叩き、気合を入れるルーティンとして女は絶対やらないか?というと全然やると思うのでやるなとは思わないんだけどケツを正面からアップで撮るのがダッセ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と思った。他人のケツ叩きは完全にセクハラで、別に背中を叩くんでもいいじゃんと思う…ケツを勝手に叩いてよいほどの関係性が構築されてるとはとても思えないし。 匂いを嗅ぐのも要素としては全然ありで、話の流れとしてもなるほど!!!なんだけどあんな下半身までじっくり嗅ぐのはやりすぎだった。(スキャン音みたいなのするのはすごく良かった!)耳元、首筋だけでじゅうぶんサンプル取れるだろ。 滝くんの足の間からのローアングルカットも長々してて嫌だった。 巨大化については言わずもがなやし。メフィラス星人にこんな愚かやと思わんかったわみたいなこと言われてたのはフォローとして良かったと思います。嫌なら消しときますだけじゃなくて愚かって言わせたのは良かった。巨大化中、滝くんがずっと体の心配だけしてたのも良かった。 浅見さんが通勤時はスニーカーで出勤したらハイヒールに履き替えるの、そこ単体は良いと思うんだけどだったら出動時はスニーカーにまた履き替えるだろと思うんですよ。距離歩くのにハイヒールは向かないと考えて通勤時はスニーカーなんだろうから、だったら出動時もさっと履き替えるでしょ。明らか動くんだし。山とか行くし。ケツ叩いてる暇あったら履き替えるでしょ。道理が合わない。美人で脚が綺麗なさばけた女が短めのタイトスカートでハイヒールを踏み鳴らすのが良き!っていうなら最初から最後までハイヒールでいいじゃないですか。そこはもうカヨコでいってほしかった。 これ、マスカレードホテルで長澤まさみがどうやら女性従業員だけヒール指定っぽい職場で足がグネッとしながらお客様のために走り回っているのが見ていてすごく気になり辛かったのが強烈にわたしの中に残っているので余計気になった部分でした。 みたいな感じでひとつひとつがちょっとずつしつこくて積み重なってめっちゃキモくなる仕様だったので、ここについてどう感じるかは本当に人それぞれだと思う。
そういうヤダな〜〜〜はまあまああったんですけど総合的にはすごく気に入ったしできればもう一回見にいきたい。ウルトラマン見て渚カヲルのことがわかるようになるの本当に意味わからん体験で、これができただけでかなりの加点があった。 リピアの声はほんま言っとけ。
それにしたって良かった、ウルトラ縦回転……今も縦回転しながらこれを書いています。
映画『シン・ウルトラマン』公式サイト