2024年10月28日月曜日

FINAL FANTASY VII REBIRTH

1作目に比べるとやっぱり熱量は落ちるんだけど(現代のグラフィックでFF7を!というド級の感動は初回が最大になっちゃうから)細かくオリジナルの変なイベントとかも再現してるしシナリオも色々グラフィックに合わせた解像度で語り直されてて本当に楽しいゲーム体験だった!
シドの激ヤバエピソードがもしかしたら全カットかもしれんのわりと面白い そのほうがいいよ

ミッドガルから出たあとのマップの広大さと自然の多さ、オリジナルでもびっくりしたけどこっちでもすごいテンションが上がった!あんまり嬉しくてチョコボ入手前にグラスランドエリアを徒歩で端から端まで駆け抜けてしまい2時間くらいを無駄にしましたね……グリン牧場に行ってないとワールドレポートが開放されないため……何もイベントが発生しないんですね……でもわかんないまま走り回るの本当に楽しかったです

ミニゲーム多すぎて笑うしかなかったけどFF7ってそうだもんな……射的と動物サッカーゲーム苦手すぎてもうここでかなり諦めがつきました。ジョニーのコレクション棚もっと埋めてやりたかったけど無理なものは…無理…。空チョコボもできなかったな。動物サッカーはタイムアタックの設定がどうかしてると思うんだけどあれってできるもんなんですか!?モルカーのゲームでもサッカーが嫌すぎてやる気なくなったからこれが一番苦手っぽい
しかしこうおまけ的なものは諦めるか諦めないかの話だけなのでまあいいとして、ゲーム進行に関わる部分のミニゲーム量はもっと減らしてほしかったし景品に武器入れるのもやめてほしかったです。武器はあとで買えるっていったって一番早いタイミングで欲しいじゃないですか……ケットシーの箱投げは最後まで操作感が掴めず運で進行して、1時間くらいかけてやっと話が進んだと思ったらボーナスタイムが始まり、ひとつも壊せず終わってしまって悲しかったですよ。ぬいぐるみがもらえたらしいし……ぬいぐるみは集めたかったよ〜!
ゴールドソーサーはコンプできてよかったです。シューティング無理だなって諦めてたけどなんか……いけた

せっかく1作目で標はなくなったのにオリジナルのストーリーほぼそのままなぞるんだな……と思いながら進めてたのでパラレルワールド増殖と混線と消失と統合の話になったのかなり熱かった。「リユニオン」をそう絡めるんだ〜!?ってめちゃくちゃ盛り上がっちゃった。
ザックス世界線のビッグスでずっと混乱してたんだけどやっぱりあれはオリジナルラインのビッグスがザックス生存世界線に混ざっちゃってるんだよね?だからつまりラストの仲間たちとクラウドで見えてるものが違うのもオリジナルと改変で混ざってて……このへんクラウド自身の異変とあえてごっちゃに描写してるからわけわかんなくてけっこう好きでした。3作目がすぐ出ればの話だが……

ジュノンの行進、めちゃくちゃ楽しかったな……イベントがすごい盛られておもろかった。クラウド、求められていることをやるみたいなところがあるけど(ジェノバの本能もまま影響してるんだろう)それにしたって水を得た魚のようになっててかなり良かったです。アバランチでもだけどリーダーシップがあるんだよな。あるせいで明らかにおかしくなっててもなんとなく仲間もそのままついていっちゃうのリアルというか……「ソルジャーの劣化」がすでに提示されてるせいでおかしいとはっきり指摘するのもちょっとはばかられる感じも……リアルというか……
行進といえば1作目でも思ったけどFF7の音ゲーは爽快さがゼロなのでこの形式やめてほしい。プレイしないならボタン配置がムービーに混ざってるのきれいでかっこいいと思うけどこっちはプレイしているからな……!!あ、でも全体的に評価が甘かったのは良かったと思います。ピアノとかも全S評価取らなきゃいけないのかと思ってたらAで良かったりとか 音ゲー系もわりとミスあっても高得点高評価いけるのでそこは良かったです!!
第七歩兵部隊とあとで再会できたのも嬉しかったなあ。みんな最後まで元気でいてほしいです。


なんかここまで書いて半年放置されてた!ここまでで上げておきます。
2周目やろうと思ってたけどミニゲームのことが脳裏によぎるたびにイッッッとなってしまい、まだできていませんね
最近はFF7ECでヴィンセントを可愛がっています

FINAL FANTASY VII REBIRTH | SQUARE ENIX

2024年3月4日月曜日

グランブルーファンタジー リリンク

ローランのネタバレをしますよ!!

マップがないこと以外にほぼ不満がないくらい良いゲームだった!
マップがないのにまあまあ複雑だったり広かったりなので(砂漠マジ腹立つ)ここだけで40点くらい減点したくなるほどだったけどここくらいしか嫌じゃなかったので…本当…許すよ…あ、わりとぐにゃぐにゃ機動なのに精密な操作を求めてくるミラージュストーン集めも本当に嫌だったけどこれは別にやらなくてもいいから大丈夫です。複数人マルチ想定なんだろうなみたいなクソめんどくさいシングルバトルもまあ…けっこう不満あるな、でも満点つけてもいいくらい満足できた
いやでかい不満あるわ、マルチやらないと1人仲間にできないのは最低最悪。最終的にマルチ周回武器集めがあったみたいだけどそこまではやらなかったからこれは大丈夫です。

カメラ位置がよく、動かしててかなり見やすくて助かった。バトルも動かしやすく戦いやすく楽しかった。タゲ指定がまあまあカスだったくらいかな気になったのは…操作してないキャラがかなり頭良くてこれも良かった。回復とかわりときっちりしてくれるし勝手にギミッククリアしてくれてたりするのもワロタ。何回も「賢いな〜!!!!!」って声に出したくらい賢くてびっくりしたな…わたしより上手いまである
グラフィックもウワーッグラブルだー!!!!!で最高だった!背景がグラブルなんだよ…
島から空に落っこちちゃうポイントまあまああったの怖すぎたしみんなけっこう島のキワキワに行くやん…みたいな恐怖もあった 華奢な指だ…されちゃうよ

ストーリーもあ〜グラブルって感じだったがめちゃくちゃ良かった。イド、原作にも合流してほし…あちこち一緒に見てまわろ…
キャラたちの掛け合い会話が大量にあるのもすごかったし、チケット組もさすがに本編ムービーには登場しないもののステージの中ではストーリーに沿って色々会話してくれるので楽しかった。それぞれのフェイトエピソードもかなり良かった…フェリちゃんのはエンエン泣いちゃったよ〜。物理すぎてちょっと笑ったが
四騎士は力入れてるだろうな…パーさんとジーク、ランちゃんとヴェインちゃんの掛け合いたくさん聞きたいからなるべく同時編成し続けよう!とか思ってたが最終的にパーさんとヴェインちゃんの掛け合いを聞きたすぎてここばっかり編成してた(そもそもメイン使いがパーさんだったんだが)だってヴェインちゃんすごいワンワン言いよる…そんなに駄犬呼びに付き合ってあげなくてよくない!?楽しいのか?ワオーン!!!
パーさんのモノマネするゼタとか、とにかく普段無関係のキャラ同士でもわりとみんな仲良くしてるんだよって感じの掛け合いがたくさんあってすごく豪華で嬉しかった。初期キャラばっかりなので(まあしょうがない)いつか最近の人気キャラ詰めの続編とか出してほしいわ…でも選定揉めるだろうな
バハムートを操作しての怪獣大決戦があったのも良かった

ローランがびびるほど良くてびびった。最初はフーン星晶獣とかなんだろうな裏切るっぽさもあるよねフーンとか思ってたらこんな健やかな精神の星の民おるんやで100驚きくらいだったのに手記で1億驚きくらいした。
エンディングまでずっとさ〜、こいつ600年この健やかな精神で空の民とこの空域を愛し続けてそしてここまでするんだ…600年この健やかさで…!?って思ってたのにクリア後の手記集めでその辺が一気にひっくり返ってここもびびるほどエンエン泣いた。マジでめちゃくちゃ嗚咽を上げて泣いたし前も見えなくなったくらい泣いた。
なぜ空の民が好きなのか?この空域をそこまでして守りたがっているのか?が「ひとりの男を愛してそのようにありたいと心から思った」なのハチャメチャに情が深すぎてすごいよ〜〜600年!?振る舞いとか口癖も全部真似から始まってるんだろうけど、ウン百年それを続けてるならもう真似とかの域じゃないんだよな…そしてそういうローランの振る舞いをイドが真似ようとする流れも完璧すぎる。これが円環の理ってやつか。
エンディングもまあどうせこのあと助けに行く要素あるだろ!と思ってたので自己犠牲やめろ音頭は踊らなかったんですけど、実際クリア後(けっこう長々やらなきゃいけないの大変だったが…)話進めてみたら主観では全然時間経ってませんでしただったので良かった〜〜〜〜!!!!!!と思いました。
手記落としすぎだな、ともかなり思いました。
最後のほうのは保険的な意味合いがあるからいいと思うけど最初のほうの激烈プライベート手記、もうちょっとちゃんと管理したほうがいいよ。わたしは読めて嬉しかったよ。でも落とし物にはもっと気をつけて……

ちょっと直後にFF7リバースが待ち受けてたので早々に切り上げちゃったが本当に買ってよかった。でかい不満点がこの備忘録を書くことによってはっきりとしてしまったがそれ以外がマジで良かったので目を瞑れるくらいには良かったから、良かったです。
バハムートオルタって何?全然わからんかった
マップがないのは本当にダメだと思うよ。一切ないならもうちょっと狭くていいよ。

GRANBLUE FANTASY: Relink | Cygames

2023年7月15日土曜日

君たちはどう生きるか

近年はジブリ作品も宮崎駿作品も全然見に行ってないしテレビ放送時も見てないので、今回も気にはなるけどまあ……と思っていたところに飛び込んできた「木村拓哉が出てるらしいね」で木村拓哉さんが出てるなら全然話が違うんですけど!?!?!??!?!??!?!??????って見てきました。
木村拓哉さん、素晴らしかった。木村拓哉はもう…お父さんなんだよな…ッッッと思いました 第一声を聞いた瞬間に身体中の細胞がざわめくのを感じ、頭の中身が黄色い悲鳴でいっぱいになってしまったので、出てるのを知っててこれだから知らずに聞いてたらその場でのたうち回っていたかもしれんと思い知らされていてよかった。と思いました。
ナイフランプ鞄に詰め込んで駆け出していったところよかった。木村さん、何なら公開までどんな話なのか知らねえ可能性あるな…と思った 少なくともアフレコ時には何も知らねえ気がする 何も知らねえから…

声の出演みんなすごかった!誰が誰か全然わからねえが!菅田将暉は知ってたからわかったけど知らなかったら全くわかんなかっただろうな…何なら知っててもわからんくない?すごいな……
あいみょん誰だったの!??!??!(調べた)ヒミ!???!?すご

全体的に、今まで生ハムの原木からスライスしてサーブしてくれてたのを今回は原木ごと机にドーン出してきた感じでもうほんとそれしかわかんないな 最後だから全部でっかいおにぎりにして出しちゃおみたいな でかすぎおにぎり
話の大きい流れというかテーマはだいぶ千と千尋だったと思う
おいしくないって言いながらきちんと正座してきちんとごはんを食べてきれいに食器を重ねて運んでいた姿からのバターたっぷりジャムたっぷりのパンを顔じゅうジャムだらけにしながら食べる姿でそうか〜〜〜〜〜〜〜と思った
最初はああ戦争の話なんだな、不思議とか冒険とかではないやつかなと思って見ていたので、アオサギが塔の中にヌッ…ヌッ…キュッポン!!って入っていったところで話が違ってきたぞ??となったな キュッポン
あとね〜!キリコさんが冒険の始まりについてくるのが良いな〜!と思って…家族だとか、よく知ってる婆ちゃんとかじゃなくてあんまり知らない婆ちゃんがついてくるのめちゃくちゃ良いなって…そう思って見てたので下の世界の底で出てきた人物の着物を見た瞬間すんごいブチ上がってしまった。「強いお守り」も本当…よかった!一番好きなのキリコさんかも。他の6人のお婆ちゃんたちも強く守ってくれていたの素晴らしすぎる。
眞人くんの髪型どんどん良くなっていって面白かった。俺ちょっとあれにしたいもんな
やっぱ崩れていく階段走りたいよな!からのまあ間に合わんよな!もよかった
ワラワラかわいすぎ。いろいろ解禁されたらすごい出るんだろうな、グッズが…ワラワラぬいほしい

なんかこう…大叔父様は宮崎駿なんだろうし(眞人くんも)なんかこう…私はこう生きましたがみんなはどう生きる?って問いかけって感じの話だった そうなのか?わからんが…
映画として面白かったのかというと全然わかんないんだけど見てよかったと思う。

でっかいホネでインコの頭ボッコン ボッコン やるところすごい笑っちゃった何故か

すごいスンッと終わるところも良かったな 人生という名の冒険は続くので…

床に置かれた「君たちはどう生きるか」のキービジュアルのポストカードと、その横にキジトラ猫とキジ白猫の足が映り込んでいる写真。

この下に思い出したこと追記していこ。

わたしが思ってるより宮崎駿さんの中でハウルって大事なものだったんだ…とか思った ハウルの要素多かったよね そもそも木村拓哉さんがいるし…

2023年6月10日土曜日

ゼルダの伝説 夢をみる島(Switch版)

みんなティアキンというのをやってて、そういえばゼルダのやつ積んでたぞ…!と思ってやった。
CMで流れてた曲が良くて発売したときに買ってそのままだったんだよね…家族は懐かしい〜!って言いながらやってたけど
わたしはゼルダシリーズな〜んもやったことなくて、母がやってた神々のトライフォースを横で見ただけなのでこれが初ゼルダでした。
攻略チャート見て全部そのまんまやったけど面白かった〜!でも何も見なかったら普通にわけわかんなくて詰んだかもしれん
落っこちたり溺れたりするときの声が悲惨でかわいそうだった ワァァ〜!
タルタル山脈のBGMめっちゃ良かった〜
一番好きなの、ワンワン。助けたあと近くに行くとワンワン!って近づいてきてくれるのが本当に嬉しくて何回も何回も会いに行っちゃった。お別れが一番悲しかったのもワンワンだよ…ワンワン!
話も良かった。でもいまちょうどFF10やってて、去年にドラクエ6もやったのでめちゃくちゃ夢を見ているな…となった
FF10、ラスト行くぞッマジ直前!ってとこで足踏みしてるのでまだ最後までわかってないんだけど、なんかこれと合わせて「夢、見てる側は見るのやめる決断ができていいよな…」みたいなことを思っていた
見られている側は…さぁ……
見られている側の権利っつーか……
でもな…夢だからな…所有権は見てる側にあるからな…

トゥルーエンドってあるんだ〜どれどれ条件は…と思ったら全然自分ではできそうになかったので検索しちゃったんだけど、カモメ、生まれ変わりなのか???と思った
くじらは自分の夢に周囲のいろいろなものを巻き込んでしまっていたんじゃないか?だからちゃんと目覚めなければならなかったのではないか?だから、マリーはもともとカモメだったんじゃないのかな?コホリント島のみんなもどこかにいるんじゃないか?俺の友達のワンワンも…さ!!!
とか思ってワンワンとの別れも悲しくない、またどこかで会えるから…!って前を向いたよ、わたしは

エンディング、リンク全然詰んだ状態で海に放り出されて終わったのでまだ心配してる

ゼルダの伝説 夢をみる島 | Nintendo Switch | 任天堂

2022年11月15日火曜日

すずめの戸締まり

震災の経験などで関連の描写に不安がある方は自分の裁量で視聴を取りやめたり休憩できる環境で見られたほうが良いと思いました
3.11で被災し家族を亡くした子供の12年後のお話です。公式でも注意喚起されていますが、作中で(実際のものとは異なりますが)緊急地震速報の受信音がかなりの頻度で鳴ります。

モルカー2期記念の劇場上映を3回観に行ったときに2回ずつ予告が流れ、計6回見たハウルのような美青年に惹かれて検索したところ美青年が椅子になること、声が松村北斗くんであることを知り俺見に行くわ!!!!!となって見てきました。
予告編②より本編の雰囲気あるんじゃないか?わたしはこっちのほうが好きかも。

感想。すごーーーーーーーーーく良かった!とても真摯に東日本大震災の只中にあった人々や土地に向き合った作品で、祈りと願いのお話でした。
いまだ傷だらけのままだった鈴芽が誰かに救われる話じゃなくて、あれから12年いろんな人に出会いいろんな経験をして「普通に」生きてきた時間が自身を救うという話で、すごかったな。草太も鈴芽を救うヒーローではなくどちらかというと救われるヒロインで、それでいて共に戦った相棒で、何か漠然と見たいと思っていたものを見せてもらった感があった。
ガールはボーイにミーツしとるがボーイはあんまりガールにミーツしてなかった。でも一緒に戦って毎朝底から引っ張り上げてもらってどんどん好きになっていったんだろうなあ。この好きって恋愛的な好きじゃなさそうだと思ったけど監督もわかんないってパンフで言ってた。言うてな、大学4年生と16歳だしな…

心の距離がかなり縮まってたっていうのもあるんだろうが東京に着いてからあっちだこっちだと指示しまくる椅子良かった。土地勘!

神戸のルミさんめ〜〜〜〜〜ちゃくちゃ良かったな〜!伊藤沙莉さん、声の演技がうますぎるしめちゃくちゃナイスキャスティングだった。神戸弁うま!16歳にスナックの手伝いさすな〜!とは思った。会ったばかりの女の子に子供の世話任すのもマジ!?と思ったがまあそれは話の都合やね。
知ってる場所が映ると本当に嬉しいですね!二宮商店街は帰りしなにサッと見に行っちゃった。新神戸駅はついこの間行ったとこだったのでウヒヒ〜と思いました。

芹澤くんかわいかったね〜。予告で見たときもっとキリキリした感じの男なのかと思ってたが実際はかなりわんぱくでそれでいて気遣いの男だった。ドライブ好きなんだろうな〜。パンフに懐メロは環に合わせた選曲だけど環の世代よりちょっと古い。大人の年齢をよくわかっていないとあってこれもウヒヒ〜でした。かわい!オープンカーで煙草吸うな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!灰が散るんだよ灰が!!!

ダイジンについては全然納得いってなくて、いやさ〜〜〜草太の代わりにまた要石に戻して解決!ハッピーエンド!は違うやんけって……。本人…本猫…?は納得して役目に戻ろうとしててもそれを受け入れないでほしかった。二択から選ぶんじゃなくて三つ目の選択肢を作ってほしかったよ〜。
ダイジン、猫っていうか猫の形をした生まれたての幼い神様で、あんな冷たいところはもう嫌だもっと遊びたい、と口にするほどの自我が芽生えている存在をいくらそうしなきゃたくさん人が死ぬとしたって戻しちゃダメだよ……千歩譲って鈴芽と草太にはダイジンとサダイジン(左大臣?)に毎朝手を合わせるとかそういうの欲しいですよ……わたしだって知っているならそうしたいし、わたしは本当にうちの猫たちが健やかに長く生きてくれるならわたしの体なんか百ぺん灼いてもかまわないと思っているので猫の形をしたものが、それもあんなに幼いものが、冷たくてさみしいお役目に戻ろうとしているところ、見逃せないよ〜〜〜〜〜〜。
あんなに、あんなに小さくて…愛してくれた(と思い込んだ)ひとのことを全身全霊で愛してさ〜……そこは物語の主題では全然なかったからなんだろうけど、どうして鈴芽のおうちの子になれなかったんだよ……お役目って……なんなんだよ……魔法騎士レイアースでも柱制度なんてクソだってやったじゃん……(毎週配信されてるやつ今見てるので連想したんですね)レイアースは29年前やぞ……

すごーく良いと思ったの、環さんが「私の人生返してよ」と叫んだことを否定しなかったところ。「本当はそんなこと全然思ってない」じゃなくて、「そういう気持ちがあったのも本当だけど、それだけじゃない」としたところ。鈴芽が「私子供無理かも〜〜」と言ったところ。芹澤が他人に対してすごく気を遣ってケアする男であるところ。草太が救いのヒーローではなく、いわゆるヒロインの立場であるようなところ。「女らしく」「男らしく」から意図的にズラして描写しているように思った。椿芽さんが椅子を作ってるところでもオ、と思ったな。「女には慣れない工作を頑張ってやってる」じゃなくてとても自然にスイスイと作っていて嬉しかった。

それにしても草太が美しかった。新海誠…美しい青年を美しく描くことにてらいがない人間…!

あとね〜とにかくこの人は人間が好きなんだな…人間を信じているんだな…と思った。大人としてなすべきことをなそうとしている人で、少年少女に祝福とエールを送りたい人で、人間を心から信じていて人間を愛しているんだ…すずめの戸締まり、人間讃歌。

すずめの戸締まり、嫌な部分はダイジンの結末、オープンカーで煙草を吸うところ、RADWIMPSです。

映画『すずめの戸締まり』公式サイト

2022年6月27日月曜日

Endless SHOCK -Eternal-(2020版?)

BDをお借りしましてん!実況形式でいきます エターナル初見です

・「三年前に天に召されましたコウイチと申します!」ワァ…パチパチパチ…はおかしいよ!
・変なしわがれ声で「それではショーが始まります」って言うのあんまりおもしろくはないな…
・「見てくださいタツヤのこの顔(笑)」ええ…
・「俺はただ…振り向かせたかっただけなんだ!」良
・タツヤ、ガラ悪ッ!良い
・照明がしっかり当たっているのと色味のせいか、正面カットの並んで歌ってるコウイチとリカよりその後方の指揮者がクソ目立ってて面白くなっちゃった
・なんか全部口で説明していくじゃん…
・3年後丸くなってるタツヤ嫌だが!?
・『Put your hands up』良すぎる〜〜〜〜〜〜〜Sexy!
・全部口で説明するじゃん
・マジで全然衣装着れてない状態で出てきてこんにちは乳首さんしちゃった…
・なんぼなんでもこのレベルで衣装が着れてないのは早着替えに対応できてない衣装のほうが悪くないか?毎日演出を変えるコウイチにみんながついていけてない表現か!?
・ペルソナ召喚すな
・まだ着れてない!!
・マジで全部説明しちゃうのこう…神秘が剥がれていく感じで、もう本編公演できないかもという思いがあったにせよそんな全部説明しなくても…という気持ちに…
・嘘!?まだ着れてない
・わたしはコウイチたちがやってる劇中劇のほうがよく意味がわからないので説明してほしいが、これは説明がない
・なんで真剣があったのかは説明してくれない
・「続けるんだ、続けるんだって…一体何を続けるんだよォ…!」良い
・「あのときの俺は頭に血が回り完全に周りが見えなくなっていた」これを明言するのはよかったな
・うずくまったタツヤがスーッと床に沈んでいくの爆笑しちゃって申し訳ない めちゃくちゃ良い、体育座りで舞台奥に回転していくユウマ並みの良さ
・真っ白な集団が墓参りに来てたらちょっと怖そう
・喜多川氏にめちゃくちゃ思うところがあるのでなんか…美しい思いを見せられているな…とモヤモヤ
・傘持って飛ぶとこの演出?照明?かっこいい!
・タツヤ、情念の男でやっぱ最高に良いという思いを新たにした 世界に合わせて自分を削らないでくれ…
・タツヤ…良い…

タツヤ良い!と思いました(総括)

2022年6月22日水曜日

シャーロック劇場版 バスカヴィル家の犬

①作中で地震と土砂崩れがあります。気をつけてください
②犬が無事かどうかははっきりしません。作中でも軽微ながら暴力を受けています

シャーロック・ホームズであること、「バスカヴィル家の犬」であることを忘れればなかなか面白い映画でした。
バラバラに提示されていくすべての要素が最終的にバシッとはまってひとつの絵になるタイプの物語で、その精度はともかくとしてこれってそういうことか、あれってそういうことだったのか、これはこういうことだろうな〜がちょうどよく開示されていくので気持ちよく見られた。テンポが悪いと感じることもほぼなかったし、飽きも来なくてうまかった。
真相が明らかになっていき犯人による語りが来る部分も、うっかり感動させられるがおかしくない?とかでもだからってそれやっちゃだめでしょ、という間髪入れないツッコミが入るのでモヤモヤが長続きせずよかった。それだけに最後これを美談っぽく締めちゃうのか…というがっかりはあった。
全部男尊女卑と家父長制が悪い!という話でもあったが、ラストで若宮の部屋にミモザが置かれているので意図的だ〜!と思え小道具の醍醐味だと思った。それだけにパンフレットで監督が「西村まさ彦さん演じる蓮壁千鶴男という男は悪の権化と思われがちですよね。」と言ってるのが余計〜。いいところもあったんですよ…みたいなこと言わんでええと思う。男は弱いですよね、とかいらんよ!

地震と土砂崩れ、「これは最後に地震があるな」と思わせる前振りはあるんですけど注意喚起必要だろ…と思うレベルではあった。こういうのほんとちゃんとやるようになってくれないかなあ…
犬の無事、最後に提示されてる要素からわたしは「災害で飼い主とはぐれて保護されたペット」を想起したので無事だったんじゃないかなあと思いたいんだけどはっきりとした言及はないので心の準備は必要。

犬本当に可愛かった…今回の映画、ハスキーと行動する若宮やハスキーと一緒に走り出す若宮、ハスキーと一緒に走っていく獅子雄とついていけない若宮、ハスキーと獅子雄はピンピンして館までたどり着いてるのに他の人物はみんな息も絶え絶えで階段を這いつくばって登っていく…あたりでお釣りがくるレベルでよかったと思う。わかる、若宮とハスキーをセットにしたいの…最後車に乗せちゃってほしかったよ…
あと気になるところやそれはないだろとか色々ありはするんだけど、その全てを誉獅子雄のセクシーが塗りつぶしていくので強い、強すぎるよディーン・フジオカ…!!になった。サイドテーブルかなんかに腰かけてた獅子雄がなげえ脚をブゥン…と振って若宮くんの座ってるソファにINしてくるところなんか頭が真っ白になっちゃったもんな。とにかく獅子雄のセクシーに全振り、役者も制作陣もみんな獅子雄のセクシーに全振りという感じでここまでやるなら他にはもう何も言えねえよ…と思うくらいのセクシーだったので、ディーン・フジオカのセクシーに興味がある人にはかなりおすすめの映画です。
また、ディーン・フジオカ氏による全力ダッシュは寿命に良い影響があると言われているのですが(誰に?)ディーン・ダッシュ・フジオカが何度も見られるためディーン・フジオカの全力ダッシュに興味がある人にもかなりおすすめの映画です。
また、ディーン・フジオカ・スタイリッシュ・バトルも存在するためディーン・フジオカのスタイリッシュバトルに興味がある人にもおすすめができる映画です。
わたしは冒頭の若宮がリモートで依頼者の話を聞いてるところに横からズイッッッとINしてくるド派手な羽織り(部屋着だそうです)の獅子雄で心臓がハートの形になってもう戻ってこられなかった。誉獅子雄、家賃は払っているのか?

ド悪いところは金のかかってなさですね!これがテレビドラマだったとしても看過できないほどに画面が安っぽく、1900円払ってこの画面を見ているのか…俺は…!?という気持ちに頻繁になった。(その気持ちは誉獅子雄のセクシーが塗りつぶしていく)
魔犬の正体はなるほど2022年、と思ったが安い〜〜〜〜〜。安い〜〜〜〜〜〜〜〜〜。(その気持ちはモコモコの誉獅子雄が塗りつぶしていく)
実写版ぬ〜べ〜の汚い犬(玉藻)を思い出してしまったよ(その思い出は誉獅子雄が塗りつぶしていく)

とはいえ総合すると誉獅子雄加点と若宮とハスキー加点がすごすぎて大満足できちゃう映画でした。アクリルスタンドを通販したので届くのを心待ちにしておりますよ!誉獅子雄、家賃は払っているか!?

誉獅子雄のファンアート

これはいてもたってもいられなくて描かれた誉獅子雄のイラストです。