ブラフマンの埋葬でしたたかに傷ついてからもう小川洋子は読まない…と思っていたのに(そのあと何冊か読みはしたけど…)フォロイーが傷ついていたので読んでしまった。傷ついた。
傷つきは置いといて、マリがあと10歳上ならもう少し素直に読めたんだろうけど17歳なのでなんで…どうして…どうして…となりました、なりましたけどこの話は少女じゃないとだめだというのはわかりすぎるほどわかるのでこの野郎…
翻訳家が老人でなければならないというのもわかる。
なぜ…どうして…出会ってしまったんだ…遭難じゃん…(東京事変)
小川洋子のこの、丁寧に静かにゆっくりと積み上げられていく積み木が最後にあっけなく崩されて、せめて大きな音を立ててくれればまだ良いものを、あんまり静かに崩れるものだからこっちはただぽかんとしてしまって、ぽかんとしたまま物語が閉じられるような、これ、本当に傷つくのでもう…もう読まねえ…
でもすごく好きなんですよねこのストンと落とされる終わり方 好きなんですよね…
ハシゴを外されるような…
ブラフマンの埋葬は本当にしたたかに傷ついたので二度と読みたくない…と本棚の奥のほうに隠している
このように扱っている本は他には新撰組異聞PEACE MAKERだけです
ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)
おれは容赦なくブラフマンの埋葬も貼らせてもらう
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)