面白かった。死ぬ犬はいない!
原作、勢いに乗せて読ませる面白さがあるけど冷静に考えるとだいぶガバガバやな…みたいな印象だったんですけど映画もおおむねそのようでした。なんかライブ感の強い連載漫画って感じなんだよな…漫画実写化映画のようなキャラデザも良かった。
藤原竜也加点と真矢ミキ加点と窪田正孝加点で2億行った。藤原竜也のお団子最高やし最後のほどけちゃってポニテになるのもよかったやんね…
わたしは加奈子のことを輝く知性とクソ度胸と主体性を奪われ殺され続けてきた女だと思ったんだけど映画の加奈子は全然そんな感じではなくてちょっと辛かった。状況に踊らされ続ける女で…
知性と度胸と主体性を見せる働きを重ねていたからスキンのスフレをああしてしまったことにも悪印象がなかったけど(しょうがないよ…)なんか映画だとかわいそうだからやったの…だってかわいそうなんだもん……みたいな感じで……ほんで藤原竜也もめっちゃ大暴れして悲しむからクソッ…!オオバカナコ…!みたいな気持ちになってしまった
加奈子の振る舞いでグッときたのが「なぜトイレを舐めないのか」「ディーヴァの隠し場所」「菊千代救助」なんだけど全部なくてシュン…となった
特に菊千代救助はボンベロと絆をつなぐための超重要イベントだと思っていたのでそこ削っちゃうんだ!?!??!??!??!?!という驚きがあった 一応キッドから庇うシーンがそれなのかもしれんがそうじゃないんだよな…そうじゃないんだよ…「命を救おうとした」が鍵なんじゃなくてあの菊千代救助イベントには知性と度胸と主体性が全部詰まってるし、マジで「命を救った」が鍵なんだよな ボンベロに指示を出し従わせ、牙の威力を何度も見たあとでそれでも腕を突っ込む度胸、そしてやり遂げてみせたこと、そのへんが重要なんだよ…
あのイベントを経て加奈子に情が湧くのあまりにも”わかり…”なのでここだけは絶対削っちゃダメだとわたしは感じていたんだよな だがなかった…!!それが本当に本当に残念でした
全体的に菊千代が影薄くてあんま犬に興味ないんかな…と思いました
ボンベロの背中は!?という驚きもあった
あと不満なのはなんか都合よく異性愛で回収されちゃった感かな…
さすがに映像は綺麗だし何より無礼図を大胆にも真矢ミキにしたのが天才すぎて長々書いた不満点を「まあ…いっか!」と飲み込める強さがある
真矢ミキがすげえんだもん…すげえよ…すごい…あんな…天才だよ…
あの軍団のビジュアルだけでお釣りが来るくらいの天才だったので見てよかった〜〜!!!!と心から思えている
かっこうよかったなあ…きれいだったな…
不満点を色々書きましたがおすすめかと聞かれたらわたしはおすすめします
真矢ミキを見逃すな…!!
死んだら花びらが散るの好きだった
店内で何度も何度もものすごい大暴れが発生してガッチャンゴッチャンになるのにすぐ復帰しているのでたぶん一定時間経過すると元に戻るステージなんだろうなと思った
映画『Diner ダイナー』オフィシャルサイト。大ヒット上映中。